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788 万円 アンティーク家具が似合う住まいを自然素材で演出

全面改装=115m2 築年数=28年 家族構成=夫婦+子供1人

障子窓からやさしい光が入るLD
ピアノも家具もイギリスから持ち帰って来た物だそう。「レンガ造りのイギリスの家を再現することは出来ないので、あえて和の雰囲気を残そうと思いました」とご主人。すっきりとした障子戸を備えたことにより、無機質なサッシが隠れた事も空間造りに役立っている。

 昨年、イギリス赴任から帰国されたIさんご家族。中古の戸建住宅を購入し、入居前に全面リフォームをされました。イギリスには14年程滞在されており、その間にアンティーク家具や小物をたくさんコレクションされていました。リフォームではそれらのお気に入りの品々を活かせる空間をご要望されました。まず、和室は洋室に変更し、LDと一続きに使えるようにしています。広々とした空間になり、イギリスで使っていたダイニングセットやソファ、ピアノがゆったりとおけるようになりました。カーペット敷きだった床は、ナラのフローリングに変更し、壁面は珪藻土くろすに。和の雰囲気も取り入れる為に、窓には障子を備えました。「レースのカーテンとは、また違った光が入ってきます」と奥様にもお気に入り頂きました。雪見障子を採用したため、開けておけば庭が見え開放感を得られるのもご満足頂いております。障子の外側にはウッドデッキも設けてあるのでより一層開放感が得られます。システムキッチンはホワイトハウス、オリジナルのウッドタイプ、洗面台も木で造作し、木の温もりはイギリスから持ち帰った、家具や小物を優しく演出してくれます。カーペット敷きだった階段も木製に変更し、2階の内装も一新しました。

→床は無垢のフローリング、壁は珪藻土クロス
ナラのフローリングは、天然塗料で仕上げ、家具や小物と心よくマッチしている。右側の照明もイギリスで使っていた物だとか。LD入口の建具も交換し、雰囲気を統一。正面の柱は構造上撤去できなかった物。
←LDとひと続きに使える洋室
以前は和室だった所。床の間だった場所は収納のし、LDとの間仕切りは引き込み戸で行う。普段は一つの空間として使い、暖房時等は、必要に応じて扉を閉め、個室として利用することも可能。
→シンプルな木製の洗面化粧台
ミラーはイギリスから持ち帰られたものを使用。カウンターの下部は、あえて収納等設けない、オープンスペースにして、すっきりとした印象を演出した。

←温かみのある、木製のキッチン
キッチンはホワイトハウスのオリジナル。「ピカピカな綺麗なキッチンもいいけれど、落ち着いていてこの家にはあってるでしょ。」と奥様は木のキャビネットに満足して頂いております。壁面はタイル貼りで施工。
→LDに面した庭にはデッキスペースを確保
デッキスペースは窓を開けていると、窓の一部のように感じられ、開放感抜群。ガーデニングやバーべキューをするのに最適な空間となった。

b e f o r e a f t e r

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