Nさんのお住まいは築37年。もともとご両親が1階、ご夫妻が2階という2世帯住宅でした。そのご両親がお亡くなりになって10年以上が経過。いつのまにか自分達に近いづいてきた老後のことを考えるようになったそうです。元気な内に階段の上り下りが少ない1階での暮らしを実現しようとリフォームに踏み切られました。奥様は昔からインテリアや建築の雑誌を見るのが大好きだったとか。今回のリフォームに当たっては、長年親しんだ家であり、使い勝手は良く分かっていたのでじっくりとプランニング。今まで不満だった事を解消すること、そしてお手持ちの民芸調の家具が似合うインテリアにする事がテーマになりました。
まず、6畳の和室と応接間、キッチンの間仕切りを取り払って、ゆったりとしたLDKを確保。テレビを見ながら炊事出来るように、キッチンは対面スタイルにしています。動線を考え、キッチンの周りはグルリと周れるように。洗濯機と多目的に使える洗面台をキッチン内に設置しました。LDの庭側にはアウトドアも楽しめるデッキスペースを新設。内装は自然素材にこだわって、床はヒノキの無垢。壁には珪藻土クロスを貼り、窓には木製ブラインドを採用しました。居室全体に木の温もりを感じられ、またお手持ちの家具ともしっくりマッチしました。キッチン横の納戸があった場所は、ご主人の書斎に生まれ変わり、「広々としたLDに加えて書斎、デッキ、リビング天井のファン等、長年の夢が実現出来ました」と奥様もご主人も大変ご満足頂きました。 |